病気は全身の血液やリンパなどの循環が悪くなったときに、ある部分にそれが症状として現れるものです。
このことは東洋医学では基本的な病理観であり、西洋医学においても同様のことが言われています。 アメリカの生理学者キャノン博士が「からだの知恵」という本の中で次のように述べています。
「人間の身体はリンパ液と血液が支配している。リンパ液および血液の流れが悪くなったとき、細胞などの組織が弱まり、病原菌などに破壊された組織の蘇生力が低下して病気になる。」
逆に言えば、リンパ液と血液の流れを潤滑にすれば、白血球などの抗体組織が活発になり、治癒力が増すということです。
したがって、悪いところだけを直そうと思っても治るものではなく、仮に一時的に症状が治まったように見えたとしても、根本的な治療をしない限りまたすぐに再発します。
リンパの流れを活性化させるにはどうしたらいいかという点について考えてみても、同じことが言えます。体の悪いところだけに光線を照射していればいいというものではありません。
リンパの流れをつかさどっている、中枢的な部分が人体のどこかにあるはずです。 そこに照射しない限り、流れの活性化も局所的なもので終わり、全体的な循環の改善にはいたらないと考えられます。
若木式光線療法はその中枢的な部分を、右リンパ本幹にあることを長い間の臨床経験から発見したことは先述したとおりです、これとともに免疫のシステム全体を統括する器官が人体にはあります。
それは胸腺(きょうせん)という、心臓の前部にある小さな器官で、肋骨の前部の中央に胸骨という骨がありますが、その上部の裏側に隠れるようにして存在しています。
この胸腺は普段は目立ちませんが、全身の免疫細胞の生産を統括している司令塔のような重要な役目をはたしています。胸腺なしに人体の免疫はありえないと言っていいでしょう。
さてこの胸腺を光線を照射することによって活性化させれば、人体の免疫機構全体のシステムも活性化させることができるはずです。またそれは右肩の背後から、ちょうど肩甲骨と胸椎の間で肋骨の隙間があるところから、光線が胸腺の方向に入り込むことによって可能となります。
さて胸腺の働きが活性化されることによって免疫細胞の生産が活発になり、右リンパ本幹が活性化されることによって全体のリンパの流れが改善されるという、二つの効果が相乗的に作用しあって全身にゆきわたり、その結果自然治癒力は大きく発現し始めます。これが若木式光線療法の一番の特徴であり、光線によってなぜ病気や障害が治癒するのかという理論的根拠と言えるものです。
但し例外がありまして、左利きの人の場合には、右肩と合わせて左肩にも照射する必要があることが臨床上の経験からわかりました。これは普段よく使う腕のほうは疲労物質がたまり、血液やリンパの流れが悪くなっているため、左肩への照射も必要となると考えられます。
光線療法研究所
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